2014年06月21日(土) 古殿地から姿を消した御正殿と・・・(外宮) (徒歩)
第62回神宮式年遷宮では両正宮(皇大神宮:内宮、豊受大神宮:外宮)および各第一別宮(荒祭宮、多賀宮)では遷御の儀を終えているが、その他の別宮では今年および来年にかけて遷御の儀が斎行されることになっている。
現在、旧社殿の解体(解体された建築材は御用材として下賜される)および新しい社殿の御造営を一箇所で目にすることができるのは外宮である。
前回の状況からの変化を期待しつつ外宮を訪れた。
【参考】
- (続)外宮正宮の解体と土宮の御造営準備 2014年06月01日
表参道の火除橋を渡り、手水を受けると
第一鳥居、
第二鳥居をくぐった。鳥居も建て替えられたがすでに時の経過を感じられる。
第二鳥居をくぐり神楽殿の前を過ぎると神札授与所付近でこの木に呼び止められた。「おいで!」
近づくと何かを語っている。『式年遷宮で建物や御装束神宝などが一新され常若を維持するなか俺達は古を現在に伝えている。』 両者が背反せずに共存する素晴らしい環境になっている・・・と勝手にこんな声を聞いてしまった。
寄り道の後、別宮遥拝所付近から旧宮をパチリ。どうも前回とは様子が異なる。
(2014年06月01日時点)
三ツ石に群がる人々を通り過ごし
さらに、パチリ。
すでに御正殿は姿を消していた。御正殿の棟持柱は内宮 宇治橋の鳥居として再利用されるとのこと。その他の古材も東北地方を始めとする全国の神社にて再利用されるのだろう。ここにも再生の仕組みが引き継がれている。
(2014年06月01日時点)
新宮と旧宮をパ〜チリ。
御正殿の金物が輝きを放っていた。
お参りを終えてから板垣に沿って参道を戻る際にパチリ。すべての柱に榊が掛けられている。
三ツ石の近くから御池を望むと御池越しに見える土宮の新御敷地には簀屋根が建てられていた。
別宮への参道を進み多賀宮への石階の手前を右へ進みパチリ。簀屋根の上部が見える。こちらでの祭典は一般の方でも詳細を拝観できる可能性が高い。
今日は時間がなかったため御饌殿の状況を確認することができなかった。
別宮遥拝所で遥拝の後、外宮を後にした。