2014年10月04日(土) 洗清(月讀宮、月讀荒御魂宮) (徒歩、車)
御戸祭の拝観を終えた後、内宮へお参りしてから月讀宮へと戻ってきた。裏参道口には神宮司廳のマイクロバスが停車していた。多数の奉仕員がすでに待機しているのだろう。
急いで参道を進むとそろそろ祭典が開始される様子だった。警備にあたっていた神宮衛士に次に予定されている御船代奉納式の開始時刻を尋ねたところ「御船代奉納式はすでに終了し、そろそろ洗清が開始されます。」、予定に対して進行が大幅に早まったとのことだった。(予定はあくまでも予定なのでかなりの余裕を持った行動と事前確認の重要性を痛感。)
私が反省しているなか、神職が手水を受けて整列すると
報鼓が鳴らされ、
洗清の参進が開始された。
神職は宿衛屋の前で御塩による清めを受けると
参道を右へ折れ現宮へと向かった。
現宮での祭儀が執り行われる間、新御敷地にある月讀宮の社殿は御扉を開いた状態で奉仕員を待っていた。
【洗清(月讀宮)】
神職が参道を戻り新御敷地へ入ると
洗清の儀式が開始された。
【洗清】
神殿の竣功にともない、新宮を洗い清める儀式です。まず新殿に仮御幌(みとばり)をおかけして、禰宜が殿内の諸具や大床(おおゆか)・殿内をふき清め、権禰宜が大床と御階(ぎよかい)を洗い清めます。
参道からの奉拝。新宮の階段上に神職の姿を望むことはできたがその動作を確認することはできなかった。
かなり地味な儀式ではあるが、じっくりと見入る人たち。
偶然お参りに来られた方も・・・
【洗清(月讀荒御魂宮)】
月讀宮での洗清が終了すると、神職は新御敷地を後にして月讀荒御魂宮の現宮へ向かい儀式を済ませると新御敷地へ戻ってきた。続いて月讀荒御魂宮での洗清の儀式が開始された。
この間、参拝停止が解除されたので参道を下る途中、一瞬だけ月讀荒御魂宮の洗清を拝観できた。(ピントは敢えて手前の木の枝にピントを合わせたので、儀式の様子は想像してください。)
月讀荒御魂宮にて洗清の儀式が進められるなか、お参り。月讀宮、月讀荒御魂宮には儀式の名残。
お参りを終えて手水舎の前まで戻り待機していると洗清の儀式が終了し退下となった。
以上で洗清は終了した。
知り合いの女性に「あれが鑰箱(かぎばこ)!」と教えていただき、パチリ。
鑰箱は宿衛屋へと戻された。
月讀宮、月讀荒御魂宮の遷御を前にした本日の諸祭はすべて終了した。明日の諸祭は
- 杵築祭
- 後鎮祭
- 川原大祓
続けて拝観することを決意し、月讀宮を後にした。
【 20141004 の記録 】
- 御戸祭(月讀宮、月讀荒御魂宮)
- 中村町公民館前の秋葉神社と横たえられた道標、お白石
- 中村町公民館前から内宮への散策
- 御厩の脇にある小さな屋根?(内宮)
- 三重県産清酒奉納(内宮)の銘柄、製造元一覧
- 建て替えられた宇治橋の鳥居、私のくぐり初め
- 宇治山田神社(那自賣神社を同座)
- 洗清(月讀宮、月讀荒御魂宮)