2014年11月15日(土) 遷座祭に向けて準備が進められる上田神社(伊勢市中村町) (徒歩)
伊勢市中村町に鎮座する上田神社。2年ほど前に初めてお参りしてから度々立ち寄っているが8月に訪れた際に御遷座が斎行されることを知った。幟に記されていていた御遷座の日が11月15日だった。
(この記事が投稿された時にはすでに御遷座は終えられている。)
【参考】
- 上田神社(伊勢市中村町) 2012年09月22日
- 仮遷座中の上田神社(伊勢市中村町) 2014年08月14日
- 仮遷座中の上田神社(伊勢市中村町) 2014年10月11日
皇學館大学へ向かう途中で国道23号中村町北交差点に到着すると中村歩道橋の向こうに
上田神社をズームでパチリ。 手水舎の手前には「奉納 御祭禮 氏子」の幟が立てられていた。
急いで歩道橋を渡って国道23号を越えると
上田神社に到着。
鳥居の前には新たに上田神社の説明板が設置されていた。
上田神社
鎮座地 伊勢市中村町鳥居通七三四−一
祭神
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
大山祗命(おおやまづみのみこと)
菅原道真公(すがわらみちざねこう)(天神さま)
祭日
二月十二日 神事
八月二十五日 天神祭
由緒
中村町の産土神で、素戔嗚尊をお祭りし、もと八王子社と称しましたが明治三年に上田神社と改称されました。鎌倉時代初頭の『皇大神宮年中行事』二月の祭りに「八王子祭、黄葉遊(おうばのあそ)び」、今月の吉日を選びて参勤する。直会(なおらい)・饗膳(きょうぜん)あり、神楽(かぐら)三番拝見後、天神社に参拝する。」とあり古くからお祭りされてきました。当社には、大山祗命(山の神さま)と菅原道真公(天神さま)他の神様が合祀されております。
幟を確認して
手水を受けようとすると、「定」の立札が新しく建てられていた。
柄杓が蓋の下に納まるこの方式なかなかいいアイデアだ。手水を受けて心身を清めた。
先日、瀧原宮の所管社では日中に遷御の儀が斎行されたので、「もしかしたらこちらでも・・?」と期待しながら緩やかな坂道の参道を進んだ。
【参考】
坂道の参道を上りきり、常夜燈の前に到着すると
鳥居の向こう側にある紅白幕が目に入った。辺りに人影が無かったので、右手奥にあり仮殿となっている社殿へ近づくと右手にある倉庫(?)内に人影を発見した。忙しそうにしていたが「お参りできますか?」と尋ねると忙しそうにしながらも「こちら」と教えていただけた。
その方向は仮殿の方向だった。遷御はまだ執り行われていなかった。本殿から仮殿への遷御のために御道筋の舗設として、テントで雨儀廊が準備され、
足元には筵道が準備されていた。
余りにも忙しそうにしていたので、「何時から斎行されるのか?」を聞くこともできずに
上田神社を後にすることになった。
その前に一枚だけパチリ。遷座を迎える造替された社殿が奥に望めた。
実際には無い後ろ髪を引かれつつ、上田神社を後にした。
名残惜しげに、風景をパチリ、パチリ。
先ほど上った坂道を下ると
上田神社を離れ月讀宮へと向かった。
その途中で、竹を切っていたおじいちゃんに尋ねたところ、「遷座祭は夜に行われる」とのことだった。
【 20141115 の記録 】
- 本殿の御遷座を終えた猿田彦神社、七五三
- 神宮会館で購入した本とDVD
- 饗土橋姫神社ほか、宇治橋前のお伊勢さん125社
- まだまだ式年遷宮が続く内宮の散策ほか
- 第60回 国華会 菊花奉納展示を終えた屋形に見る職人の技!(内宮)
- 遷座祭を向けて準備が進められる上田神社(伊勢市中村町)
- 遷御後久しぶりに訪れた月讀宮
- 御造営が進められる倭姫宮、眩しい新宮