2014年11月16日(日) 遷御の翌週に訪れた瀧原宮 (車、徒歩)
瀧原宮での御遷宮に際してはお白石持行事を追いかけ、瀧原宮および瀧原竝宮では遷御後に執り行われた遷宮諸祭儀を拝観した。さらに、瀧原宮の所管社では映像や写真でしか見たことがなかった遷宮諸祭儀を間近で目にすることができた。
【参考】
- 第62回神宮式年遷宮 お白石持行事、 瀧原宮奉献
- 遷宮諸祭儀、大御饌(瀧原宮、瀧原竝宮)
- 遷宮諸祭儀、奉幣(瀧原宮、瀧原竝宮)
- 初めて拝観した所管社の遷宮諸祭儀(瀧原宮所管社 若宮神社、長由介神社ほか)
あの時の感動が覚めないうちの所管社まで遷御を終えた瀧原宮を訪れた。
国道42号沿いに広がる駐車場に車を駐めると参道の鳥居へ向かったが・・・
その前に気づいたのがこの案内板の右下。そこには「神宮司庁<瀧原宮>」と記されていた。この駐車場は神宮司庁のものだった。しかも、夜間駐車禁止となっていた。
鳥居に通じる道路を挟んで向かい側にある駐車場は道の駅 奥伊勢木つつ木館のものなんだろうか? それともこの付近はすべて神宮司庁の駐車場・・・?
頭の片隅に疑問を残しながら駐車場に立つ鳥居をくぐると参道を進んだ。
見上げると少しだけ色付き始めていた。
鳥居をくぐり先へと進んだ。陽の光があらゆるものを輝かせていた。
常夜燈は一入だった。こちらの常夜燈の屋根には銅板が張られている。常夜燈に注意しているとその変化は興味深い。
さらに参道を進み、橋を渡ると右方向へと折れ、階段を下った。
そこには頓登川が流れ、御手洗場となっている。流るる清らかな御水にて心身を清めた。
緩急、明暗、・・・、対比が美しい。
御手洗場を後にすると参道へと戻ると宿衛屋付近にも色付きが・・・。
修祓所を右手に見ながらさらに進むと
その向かいには常夜燈がある。この常夜燈、先ほどのものとは何かが異なる。そうそう、屋根には銅板が葺かれず全体が素木である。宿衛屋を境にして常夜燈の設えが異なっている。
その先の常夜燈も全体が素木だ。
この先の常夜燈も・・・。しかしながら、最後に興味深い常夜燈を見つけた。それは後で・・・。
参拝順を説明する高札を過ぎるとその先は左手に古殿地が広がっていたはずだが、
雨儀廊がすでに撤去され、旧古殿地の周囲は工事用のシートで囲われていた。解体作業が進められているのだろう。
パーチリ。
囲いを過ぎると所管社である長由介神社(川島神社を同座)が目に入った。
この付近は以前の状態のままだった。いずれは解体されるのだろうが・・・。
さらに進むと雨儀廊が無くなり立体的な広がりの中に
新宮が鎮座していた。
説明にある参拝順にて、まずは瀧原宮にお参り。
続いては瀧原竝宮。
参道へ戻り長由介神社方向へ進むと
その前を左方向へ進み、石階を上ると
若宮神社にお参りした。
若宮神社の前に建つ常夜燈。なんと、屋根には銅板が葺かれている。この区別は非常に興味深い。
新しい御敷地では高い場所に若宮神社が建っているため、瀧原宮、瀧原竝宮も
長由介神社も見下ろしている。
最後に長由介神社(川島神社を同座)にお参りした。
新鮮な気持ちで瀧原宮を後にすると例祭が斎行される頭之宮四方神社へと向かった。
【 20141116 の記録 】