2014年12月20日(土) 遷宮諸祭儀、甍祭(風宮) (車、徒歩)
第62回神宮式年遷宮はまだまだ続いている。外宮(豊受大神宮)の別宮である風宮にて斎行された甍祭を拝観した。
【甍祭(いらかさい)】
御殿の完成も近づき、御屋根の甍金物をお飾りするお祭りです。次第は檐付祭同様に、まず主事が神饌をお供えし、祝詞を奏上 して八度拝を行います。次いで小工二員が御前に進み出て、甍覆木口(いらかおおいこぐち)金物の前で飾り付けの所作を行います。この後、諸員一拝して退下 します。
正宮にお参りした後、古殿地の前に佇んでいたら、報鼓が鳴らされた。急いで別宮遥拝所付近へ移動すると
表参道第二鳥居から・・・
報鼓に続き、
神宮衛士に先導された神職、小工の参進が近づいてきた。
この後、修祓が執り行われたのだが、神職らは傘を手にしていたので雨儀の設定なのだろうか?
雨儀なら五丈殿での修祓になると思われるが・・・・(忌火屋殿の前庭にて修祓を受けたのかは?)
私は修祓に向かう姿を見届けることなく風宮へと移動した。この場所には多数の拝観者が待機していた。
私も仲間に加えていただきしばし待機。
修祓を終えると参進は再開され、別宮遥拝所の手前で表参道を左へ折れると別宮への参道を進んだ。
・・・
修祓を受けた際に参進に加わったと思われる辛櫃、
続いて神職、小工が続いた。
神職と小工は現宮の幄舎へ
辛櫃は隣の新御敷地へと向かった。
続いて、三名の神職が・・・
まずは、現宮にて祭儀が執り行われた。
【動画】 2分00秒(12.5 MB )
現宮を後にすると神職と小工は新御敷地へと移動した。
参拝者に対する風宮への参拝の規制が解除されると
風宮には参拝者がどっと押し寄せた。
(ただし、石階から甍祭の様子を見下ろせてしまう理由から多賀宮への参拝はこの間も規制されていた。)
風宮の現宮への参拝が続く中、隣の新御敷地では祭儀が進められた。先日拝観した土宮の甍祭の様子を思い出しながら祭儀の様子を想像。
【参考】
- 甍祭(土宮) 2014年10月25日
この場所から直接的に拝観することはできなかったが、カメラを手にした撮影者の行動の変化で祭儀の進捗をおおよそ把握することができた。
すべてが終了すると
退下となった。
退下の列を見送ると甍祭を終えた風宮をパチリ。
これから金物が取り付けられると殿舎はほぼ完成するのだろう。
後片付けが終了すると
入口の工事用カーテンが閉じられた。
風宮では遷宮諸祭儀がまだまだ続く。
風宮
御戸祭 3月13日 8:00
御船代奉納式 3月13日 10:00
洗清 3月13日 12:00
杵築祭 3月14日 8:00
後鎮祭 3月14日 10:00
川原大祓 3月14日 15:00
御飾 3月15日 10:00
遷御 3月15日 20:00
大御饌 3月16日 7:00
奉幣 3月16日 9:00
【 20141220 の記録 】
- 年末年始の準備、正宮の臨時出口、臨時電灯ほか(外宮)
- 遷宮諸祭儀、甍祭(風宮)
- 遷御に向けて御造営が進む土宮
- 神の手? 元の位置へ戻ったお気に入りの丸い石(外宮)
- 緑豊かな御厩の屋根(外宮)
- 第5回斎宮跡復元建物工事見学会、檜皮葺き作業の実演(明和町斎宮)