2015年02月28日(土) 遷宮諸祭儀、御飾(月夜見宮) (徒歩)
豊受大神宮(外宮)の別宮である月夜見宮が御遷御を終える朝、午前10時から遷宮諸祭儀である御飾の儀が執り行われた。
【御飾】
大宮司・少宮司、禰宜・権禰宜・宮掌各二名が奉仕します。まず御塩の清めを受けて本殿に進み、奉遷(ほうせん)用具、御装束神宝(おんしょうぞくしんぽう)を殿内に伝進して出御(しゅつぎょ)の準備をし、八度拝を行います。
次いで新宮に移り、殿内に御幌、御壁代(おんかべしろ)などを奉飾(ほうしょく)して、御装束神宝をお納めし、入御(じゅぎゅ)の準備が整えば大宮司・少宮司これを奉検(ほうけん)し、遷御の用意を終えます。
別宮での御飾を拝観するのは初めてのことだった。
【参考】 なお、瀧原宮の所管社での御飾はこちら、
外宮にお参りし、北御門から神路通をまっすぐに北へ向かうとその先には月夜見宮の鳥居が建っている。鳥居の前には数名の神宮衛士が待機していた。
挨拶して鳥居をくぐると
先日設営された雨儀廊の周囲には遷御の儀を奉拝する拝観者のための座席がすでに準備されていた。
現宮にお参りしてから豊受大神宮の摂社である高河原神社、
さらには、神宮の神域に祀られている珍しいお稲荷さんにもお参りを済ませた。
お稲荷さんでのお参りを終えて参道を戻る際に現宮をパチリ。遷御の儀を迎えると・・・。
手水舎付近で待機していると、御飾の儀に奉仕する大宮司および少宮司がお着きになり、宿衛屋へと入られた。
しばしの後、
宿衛屋の前には権禰宜等の神職が集まると
禰宜が登場した。
禰宜も手水を受けた。
そして、報鼓が準備された。
その頃、現宮および新宮では
瑞垣御門が開かれ、御幌が上げられた。現宮、
そして、新宮も。
すべての準備が整った頃、
定刻の10分前、大宮司と少宮司が宿衛屋から登場した。
奉仕者が列立すると報鼓が鳴らされて
御飾の儀が開始された。
宿衛屋前から現宮へと参進。
【動画】 25秒( 2.0 MB )
大宮司(前列右)、少宮司(前列左)、禰宜二名(後列)が瑞垣御門の前に着座すると
まずは、禰宜により開扉となった。
【動画】 52秒( 4.2 MB )
その後、大宮司と少宮司が瑞垣御門をくぐると御正殿の前にて三拝された。
【動画】 41秒( 3.3 MB )
その後、閉扉となり
八度拝を終えると現宮から新宮へ移動。
新宮でも先ほどと同様の次第で進まれたと思われる。(雨儀廊の柱が多く、儀式の詳細は?)
瑞垣御門前に着座、
開扉、
・・・
閉扉。
御飾の儀が終了となり、
退下となった。
【動画】 1分27秒( 7.0 MB )
しばしの後、停止されていた参拝が再開された。
御遷御を迎える前に最後のお参りを終えると月夜見宮を後にして、寄り道しながらの帰途となった。
【 20150228 の記録 】
- 散水車による打ち水、古殿地にあるお気に入りの石ほか(外宮)
- 古殿の解体を終えた土宮と番舎の移設ほか(外宮)
- 遷宮諸祭儀、御飾(月夜見宮)
- 御神遷の準備が進められる河邊七種神社(伊勢市河崎)
- 身近にある お伊勢さん125社 河原淵神社と船江上社(伊勢市船江)
- 臥龍梅、梅祭りの準備(伊勢市御薗町新開)
- 河原神社(豊受大神宮 摂社)近くの田んぼにあった護摩木(?)
- 企画展 続・藩札と羽書 – MIEのエコマネー(松阪市歴史民俗資料館)
- 松坂城跡周辺、旧長谷川邸付近ほかの散策