2015年05月10日(日) 飛鳥神社(尾鷲市曽根町) (車、徒歩)
楯ヶ崎へ向かうため、賀田ICにて熊野尾鷲道路を離れるとJR紀勢本線の賀田駅付近から国道311号へ入った。細い道を道なりに進むと飛鳥神社の前へ到着。頭は先を急げと言っていたが、私の身体は車を止めてしまっていた。気付いた時には飛鳥神社の駐車場。
【参考】
飛鳥神社を訪れるのはこれで三度目、最初は熊野古道伊勢路を歩いた時、しかしこの時は先を急ぐあまりお参りしていなかった。そして二度目はこの先にある梶賀町へ「あぶり」を求めて車を走らせた時だった。二度目でお参り。よって今回で二回目のお参りとなった。
【参考】
- 熊野古道伊勢路#5(JR賀田駅から甫母峠を越えて楯見ヶ丘まで) 2013年07月13日
- 飛鳥神社(尾鷲市曽根町) 2014年05月23日
すぐ近くの駐車場から参道の入口へ進むと
そこには、ふれあいバス ハラソ線 曽根 バスのりば。
バスのりばの近くには二枚の案内板がある。
飛鳥神社
御祭神 速玉男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)当神社は、新宮の阿須賀神社の末社として、東の瀬崎の地に創建された。明治四年までは阿須賀大明神と呼ばれ、曽根、賀田、梶賀三地区の氏神として崇敬されてきた。
神社に残る寛永十五年(1638)の棟札に「此宮・・・七百余古宮也」とあって、一千年を経ていると推定される。樹木は、県天然記念物に指定、また境内の一部は埋蔵文化財包蔵地(曽根遺跡)である。
飛鳥神社樹叢
境内の樹叢は代表的な紀伊半島南部の海岸林で、一部にスギが植林されているほかは常緑広葉樹林が優占しており、クロガネモチ、ハマセンダン、クスノキ、バクチノキ、ムクロジ、ヤブツバキ、ホルトノキ、イチイガシ等の巨樹も多い。
特に北側林縁近くのクスノキは胸高周囲11.5m、樹高30mに及び、昭和63(1988)年の巨樹・巨木林調査では県内第3位の巨木である。
また、暖地性落葉高木のハマセンダン(シマクロキ)は、本州では紀伊半島南部と山口県の一部に生育するのみで、分布の北限域となっており学術上貴重である。
昭和42年(1967)年2月10日
三重県指定天然記念物
尾鷲市教育委員会
鳥居をくぐる前、
その手前右側にある手水舎にて心身を清めた。
社号標を確認してから鳥居をぐぐると
巨木が乱立する参道を進んだ。
見上げてパチリ。なんか別世界!
社務所前へ進むと
立派な社門が迎えてくれる。
扁額も立派だ。
門をくぐるとその正面にある拝殿へと向かった。
お参り。
少し離れてパチリ。
さらに本殿も。
拝殿を後にして社門へと戻ると
その左手からは賀田湾とその先に熊野古道伊勢路 曽根次郎坂の登り口付近が望めた。
社門をくぐり返してから石段の左右に配置されている石垣をパチリ。この石垣にはとても大きな玉石が使用されている。私のトレッキングシューズは 26.5cm なので、玉石の大きさは・・・・・・・
飛鳥神社を後にすると曽根漁港をパチリ。
さらに賀田湾をパチリ。
飛鳥神社は、梶賀町のハラソ祭りの舞台ともなる。
梶賀漁港を出港したハラソ船は曽根漁港まで行き、飛鳥神社にお参りした後、曽根漁港から梶賀漁港まで戻る途中で古式捕鯨の様子を再現する。
飛鳥神社での祭典を拝観したいものだ。
また、先の説明板にあったように飛鳥神社は新宮の阿須賀神社の末社なので、阿須賀神社にもお参りしたい。興味の連鎖は尽きない!
【 20150510 の記録 】
- 花開道の案山子は今年も活躍!(伊勢市津村町)
- 飛鳥神社(尾鷲市曽根町)
- 国道311号、須野町への分岐付近で見つけた「←木花堂」の案内板
- 楯ヶ崎と阿古師神社(熊野市甫母町)
- 徐福の宮と波田須神社(熊野市波田須町)
- 熊野古道伊勢路を歩いた時の『命の水』に再会