2015年10月24日(土) 榊巻も新たに準備され今夜に御遷座を迎える松下社(伊勢市二見町松下) (車、徒歩)
今夜に遷座祭が斎行される松下社(伊勢市二見町松下)、私にとっての最終確認のために松下社を訪れたところ社域内およびその周辺ではたくさん方々により榊巻の準備、枝打ち、拝殿の屋根の清掃などさまざまな作業が進められていた。
国道42号側の参道入口へ進むと鳥居の手前左手にはテントが準備され、
今までは工事用のシートやブルーシートが掛けられていたさまざまはものがお披露目されていた。こちらは手水石の屋根。
定の立札。
蘇民祠の御垣、御門。
境内ではさまざまな作業が・・・
こちらのブルーシートに積まれている榊は松下社独自の榊巻を作るために準備されていた。毎年、巻き重ねられる榊の束で20年に一度だけ作り替えられる。(詳細は後述のリンクで)
社務所には多数の荷物が見えた。
現在の本殿にお参りしてから
新しい本殿へ向かうと砂利を敷き均す作業、
さらには拝殿の屋根の落ち葉等を払う作業が進められていた。
こちらは本殿脇にある榊巻を立てる石畳。
御祭神が記された立札も新しくなっていた。
ここからは榊巻の準備について。
松下社の栞によると
松下社の風習 榊巻(さかきまき)
松下社には正殿の床下をはじめ、境内の十四ヶ所に、榊の枝を束ねて重ね、こんもりとした榊巻というものがある。榊は毎年巻き重ねていき、社の正殿が二十年毎に建て替えられる時に、榊巻も新しくなる。榊巻神事は十二月三十一日に行われ、当地方でも珍しい習わしである。
【参考】 榊巻について
- 松下社の榊巻(さかきまき) 2011年01月22日
- 松下社とボランティア 2010年12月04日
その二十年に一度の作業を拝見することができた。記録のために・・・
先ほどの栞には「境内の十四ヶ所」とあるのだが、実はこんなところにも立てられている。数える方は要注意!
神社の境内へ戻ると先ほどは立てられていなかった山の神の石畳にも準備されていた。
そろそろ目処がつき、昼食時間となったため
私は今夜の遷座祭を楽しみしながら松下社を後にした。
【参考】 松下社の御遷座までの経緯
- 新遷の準備が始まった松下社(伊勢市二見町松下) 2015年04月26日
- 仮遷座のために移設される社殿(松下社) 2015年06月28日
- 本殿仮移動後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月11日
- 地鎮祭を終えた(?)松下社(伊勢市二見町松下) 2015年07月25日
- 御新遷に向けた本殿の御造営(松下社) 2015年08月09日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #2(松下社) 2015年08月13日
- 御新遷に向けた本殿の御造営 #3(松下社) 2015年08月23日
- 御新遷に向け上棟祭、餅まきの準備(松下社) 2015年08月29日
- 松下社 上棟祭の朝(伊勢市二見町松下) 2015年09月05日
- 上棟祭の翌日、強雨の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月06日
- 上棟祭の一週間後の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月13日
- 御垣の工事が始められた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月20日
- 鳥居が造替され、本殿の屋根には銅板が張られる松下社(伊勢市二見町松下) 2015年09月23日
- 鳥居は建て替えられ、本殿の屋根には銅板が張られる松下社、続き(伊勢市二見町松下) 2015年09月26日
- 屋根に銅板が葺かれた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月03日
- 手水石の屋根なども建て替えられた松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月11日
- 御遷座まであと一週間の松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月17日
- 来週(10月24日)の御遷座に向け大詰めの松下社(伊勢市二見町松下) 2015年10月18日