2015年11月21日(土) 乱歩没後50年記念 乱歩ナイト3 パノラマ島奇談(ミキモト真珠島) (JR、徒歩)
知人からFacebookで[招待]の通知が届き、本企画『乱歩没後50年記念 乱歩ナイト3 パノラマ島奇談』を知った。日常は文学と縁の薄い私だが、「朗読」「乱歩ナイト」「ミキモト真珠島」「入場無料」など私を惹きつける多数のキーワードに誘われてしまい、速やかに参加申し込みのメールを送っていた。
さらには昼間にも実施された「文学ツアー」なるものにも参加し、気分はすでに「乱歩ナイト」となっていた。そのツアーが終了したのが午後5時前。「乱歩ナイト」の開場が午後5時半だったので、訪れる必要があった賀多神社を再訪してからその時刻になるまで鳥羽の街を彷徨った。まさに「乱歩」した。
「文学ツアー」の前にも、さらに「文学ツアー」でも訪れた三ノ丸、これで本日三度目になった。月がのぼり
照明も明るみを帯びていた。
その後、お伊勢さん125社である赤崎神社にお参りしようと加茂川の辺りまで足を伸ばしたがすでに真っ暗な状況だったのでお参りは諦めて大庄屋かどやへと続く道の踏切で足止め。トンネルから近鉄 観光列車つどいが現れた。今日はつどいを何度目にしたことか・・・。
すっかりと日が落ちて静まり返った鳥羽の街並みの「乱歩」すると妙慶川へたどり着いた。そろそろ午後5時半だった。常夜燈、
さらには川岸に点けられた多数の照明。夜の川が際立っていた。
大山祇神社の鳥居を通り過ぎると
妙慶川の左岸から
ミキモト真珠島へのトンネルをくぐった。
この先にはパノラマ島のモデルとも言われているミキモト真珠島へ・・・。
特別に設けられた受付で名前を告げると入場を促され、海の上に架かる橋を渡った。その先では暗闇のなかをロウソクの灯りが導いてくれた。
そしてたどり着いた場所には
大きな赤い矢印。
矢印に従ってなかへ入るとそこは「真珠博物館」だった。二階へ上がると今夜の会場へと案内された。
写真撮影について確認したところ「フラッシュを焚かなければOK、録画も録音もOK」とのことだった。そのため、ぜひとも雰囲気だけでも味わっていただけるように写真と動画を掲載した。
【参考】
『乱歩ナイト3 パノラマ島奇談』 は女優 柳田ありすさんによる朗読と音楽家でプロデューサーでもある榎田竜路さんによるギターの即興演奏とのコラボレーションで演じられた。お二人の見えないやり取りやアイコンタクト、さらには読むだけではなくステージ上を動き身体全体で表現する柳田さん、ギター一本でさまざまな場面、イメージを表現する榎田さん・・・「パノラマ島奇談」の内容も加味されシックスセンスにまで刺激を与えてくれるようなステージだった。
【動画】 3分18秒( 9.3 MB )
【動画】 1分33秒( 4.4 MB )
【動画】 1分38秒( 4.6 MB )
【動画】 1分52秒( 5.3 MB )
【動画】 46秒( 2.2 MB )
最後には本企画をプロデュースされている榎田竜路さんが、日本に三ヶ所しかない御食国(若狭国、淡路国、志摩国)について説明した後、「乱歩ナイト」に対する思いを語られた。
【動画】 52秒( 2.5 MB )
以上で「乱歩ナイト3 パノラマ島奇談」は終了となった。
速やかに閉会、閉島となるため、急いで会場を後にすると
海に架かる橋を渡って島を出た。
ミキモト真珠島を後にして見上げると円い窓と円に近づいている月が・・・
先ほど渡った橋を背にすると「乱歩ナイト」の余韻に浸りつつも急ぎ足で鳥羽駅へと向かった。
途中で丸い照明。
さらには金刀比羅神社の大鳥居と月を見上げた。「文学ツアー」はここから出発した。中身の濃い半日を振り返りつつ感慨に耽りながら
帰りもJRに乗って鳥羽を後にした。
【 20151121PM の記録 】
- 文学に浸るためJR参宮線で伊勢市駅から鳥羽駅へ
- 落下した枝で破損した拝殿の屋根の修繕(賀多神社)
- 収納場所が見つかるまで境内に建てられている組立式能舞台(賀多神社)
- 文学ツアー前の鳥羽散策、ミキモト真珠島の遠望ほか
- 目にしたら撮らずにはいられないこの顔 近鉄 観光特急しまかぜ(鳥羽駅)
- 文学ツアー(鳥羽の文学散策と開運七ケ寺、薫香四館巡り)
- 乱歩没後50年記念 乱歩ナイト3 パノラマ島奇談(ミキモト真珠島)