2016年03月26日(土) 祝詞山に誘われて、宮川流域案内人とともに 倭姫命の伝説の山 滝原浅間山登山 (車、徒歩)
瀧原宮の近くには祝詞川が流れ、熊野古道伊勢路は祝詞橋で祝詞川を渡っていることは以前から知っていた。
【参考】
- 瀧原宮 秋の御祭(ごさい) の始まりを待つ 2010年10月24日
- 熊野古道伊勢路図絵を片手に#2(滝原から阿曽まで) 2013年06月01日
- 瀧原宮周辺、熊野古道伊勢路ほか、きままな散策 2014年11月08日
ところが、その先に祝詞山があるとは・・・、そのことを知ったのは昨年末のこと、それは瀧原宮と多岐原神社の前に新たに立てられたアニメのイラストパネルに記された各宮社の起源(倭姫伝説)からだった。
- ある意図をもって訪れた多岐原神社(皇大神宮摂社)と三瀬の渡し(宮川) 2015年12月12日
- 久しぶりのお参り、瀧原宮、瀧原竝宮ほか 2015年12月12日
祝詞山は、実際に瀧原宮付近にあることまでは分かったのだが、「山道が荒れていて迷うこと間違いなし」と人伝に聞いていたため、祝詞山に登ることをためらっていた。
そんな折、今回参加した「宮川流域案内人とともに 倭姫命の伝説の山 滝原浅間山登山」が企画されたのだった。まさに、私のために準備された企画と感じ、即座に申し込んだ。
瀧原宮に寄り道をしてから最初の集合場所である「道の駅 奥伊勢木つつ木館」へ向かうとすでにほとんどの参加者が集まっていた。最後のひとりが到着すると車での移動となった。その移動先は瀧原森林公園の駐車場。結局、今回の登山はここからのスタートで、ここがゴールであった。
すべての参加者が移動を終えると
今回の案内人である小野幸年さんの挨拶で始まり、準備運動の後
早速スタートとなった。
本日のルートは
滝原森林公園駐車場 → 大宮サイクリングターミナル付近 → 祝詞山登山口 → 噺野への分岐 → 祝詞山 → 滝原浅間山 → 滝原浅間山裏ルート登山口 → 七保峠付近 → 滝原森林公園駐車場
で、
滝原森林公園駐車場から大宮サイクリングターミナル方向へ進むと「サイクリングターミナル」と書かれた看板付近で左へ入った。その角には「祝詞山入口」と記された木標が隠されるように建っていた。
その先へ進むと
右手に新しい道標が建っていた。そこには「祝詞山登山口」「標高五五四米」と記されていた。これは分かりやすい。
山道をしばらく進むと分岐に到着。右へ進むと「秋葉神社・噺野」だったので、
その逆方向へ・・・。
山道にはこのような黒いホースが続き、しばらくはこれを目印に進んだ。
黒いホースが山道から離れてしまうと道なりに・・・
やはり荒れている。と言っても小野さんらが整備してくれているのだろう。
今回の参加者は自ら枝を払ったり、山道を整備しながら歩いていた。
何箇所か注意すべきポイントはあったものの、次回は迷わずに歩けそうな気がする。
祝詞山に近づくと最後の急登となり
それを抜けるとこの部分が祝詞山の山頂、登山口からここまで約1時間20分だった。
山頂付近の木には多数の山頂標が巻かれ、
その近くにはこんな石標が建ち、「天照大神御行宮之舊跡」と刻されていた。
今回のチラシには次のように紹介されていたのだが
別宮-滝原宮の南に滝原浅間山が聳えています。倭姫命が大神の御鎮座地を求めて巡行した折に浅間山の南にある祝詞山の大きな岩より眺め、瀧原宮の御鎮座地を決めたと伝えられています。祝詞山の謂れは、倭姫命が頂上で祝詞を上げたことに由来すると言われています。
慌ただしく祝詞山の山頂を後にしてしまったため、祝詞山の大きな岩を探すこともできなかったし、先の石標に記された細かな文字を読むこともできなかった。(次回は、ゆっくりとひとりで訪れよう。)
祝詞山を後にすると・・・
続いては、阿曽風穴への分岐付近に到着。
分岐付近には鉄塔が建ち、
こんな道標があった。
この付近からは展望が開けていた。
これから向かう滝原浅間山を確認することもできた。
今回の参加対象は、山歩きになれている方(中級程度)となっていたからだろう、遠くに見える山の名前が次から次へと口にしていた。私はそれを聞きながら頷くだけでなかなか頭に入ってこなかった。
先ほどの分岐から滝原浅間山の方へ歩き出したらさらに視界が広がっていたのでパチリ。
その後はこんな中も
さらにはこんな場所も・・・、バリエーションに富んだルートである。
右側に視界が・・・
山・山・山・・・
少し進んだが、
11時半頃に早めの昼食となった。
昼食を終えると
名残り惜しい?
滝原浅間山への登山が再開された。
その途中でも小野さんは山道整備のため各所に赤テープを巻いていた。(感謝)
一部の林道は立入禁止となっているため、エスケープして再度林道へ出ると
その先で林道から外れて左へ入った。
ここを登りつめるとその先は滝原浅間山だった。木々の間を抜けると
一気に視界が開けた。舗装された道路を左方向へ、坂道を上ると
その先には多数のアンテナが設置されている。
その奥へと進むと
こんな隠れた場所に
道標が立てられ、その右手には二等三角点がある。(いや逆か、二等三角点の脇に道標が立てられていた。)ここには祠などはなかったが鏡餅を模し、白く塗られた二段の石が置かれていた。その傍らにはプラスチック製のミカンが転がっていた。
ここから七保峠へのルートは先ほどの道標に記されていた。この坂道を下ると
突き当りでフェンスに沿って左方向へ
坂を下ったところでフェンスを離れて左へと・・・。
その後はくねくねと延びる林道と何度も交差しながら真っ直ぐに下っている。
何度も何度も林道を横断した。(林道交差の繰り返しなので、しばらく写真のみ)
ここは少しだけ林道で左へ巻いてから山道へ入った。
鉄塔の近くを通り過ぎ
さらに下ると
こんな説明が掲げられていた。これはこのルートを山頂向けて登る人向けに準備されていた。
枯れ葉の区間を過ぎると右手の視界が開け、
林道が露わになった。
この場を後を背にして、左方向へ進むと
しばらく等高線に沿った水平道を進み、
最後に下った先は
こちら、
滝原 浅間山(裏コース)の登山口だった。
ここからは林道を進むと
ほどなく県道38号と合流した。
林道を後にして
県道38号を左方向へ下ると
途中で、瀧原宮の御手洗場へと続く頓登川を渡り
滝原森林公園へ戻ってきた。整理体操を終えると解散となった。
祝詞山への期待が強過ぎた私にとって、祝詞山をあっけなく通り過ぎてしまったことに物足りなさが残ってしまった。次回は祝詞山登山のための訪れよう。瀧原宮駐車場にて自分自身に約した。
この後で、皇大神宮摂社である多岐原神社にお参りしたので、その時に遠望したら浅間浅間山を確認することができた。こちらから
パチリ。
さらにも
パチリ。 滝原浅間山も再訪したくなった。欲張りな・・・。
【 20160326 の記録 】
- お伊勢さん125社 瀧原宮・瀧原竝宮、瀧原宮所管社(モノクローム)
- 祝詞山に誘われて、宮川流域案内人とともに 倭姫命の伝説の山 滝原浅間山登山
- 三重交通、南紀特急 EXPRESSのバス停も一新
- 毛作川の流れが清らかな岩瀧神社(度会郡大紀町滝原)
- お伊勢さん125社 多岐原神社(モノクローム)
サイクリングターミナルの裏に小さな神社があります。山の神がまつられていますが、御神体は大きな岩です。祝詞山の大きな岩はこれじゃないかな?と思ったりしてます。
やまと さん
スミマセン、スパムに分類されていて気づくのが遅くなりました。
サイクリングターミナルの裏に小さな神社があるのですか?
もしかしてその大きな岩は「潮石」と呼ばれていいないでしょうか?
「潮石」を探しています。もし、ご存知なら教えてください。
よろしくお願いします。
では、また、