2015年01月03日(土) 朝熊ヶ岳(朝熊山)経由で実家の新年会へ (徒歩)
内宮から歩いて約20分の距離にある実家での新年会。単純に車で向かうのも面白くないので以前にも実施したことがある朝熊ヶ岳(朝熊山)経由で歩いて向かうことにした。
この経路は以前にも歩いたことがあるが始点と終点が異なる。
【参考】
- 朝熊ヶ岳(朝熊山)経由の伊勢市内巡回ウォーク 2014年09月21日
昨年は国道23号と二見街道の立体交差付近が始点で自宅が終点だったが、今回は自宅が始点で内宮近くの自家が終点となった。
その経路は、自宅→河原神社(毛理神社を同座)→(国道23号)→勢田川橋→黒瀬町交差点→加努弥神社→鏡宮神社→朝熊神社・朝熊御前神社→であいの広場(朝熊岳道登り口)→朝熊岳道→朝熊峠→朝熊ヶ岳(朝熊山)山頂→金剛證寺→朝熊峠→宇治岳道→内宮→実家となった。
【自宅付近】
自宅を出発して河原神社の社叢を遠望するとゆっくりと・・・
【河原神社(毛理神社を同座)】
周囲のほぼ半分を住宅に囲まれ、
近所なのになかなか訪れる機会がない河原神社。
お参り。
【(国道23号)】
河原神社を後にすると裏道をくねくねと歩きながら国道23号へ出た。しばらく進むとこの看板をパチリ。この交差点から歩道が側道となる。
【勢田川橋(勢田川)】
側道を道なりに進むとその先で歩道が坂道となり勢田川橋の歩道に通じる。橋の先には先日訪れた栄通神社の社叢が望める。
【参考】
今日は先が長いので寄り道はせずに高いところからではあるが遥拝。
【黒瀬町交差点】
この先で歩道は一度二見街道へ下るため、改めて上ってたどり着くのが黒瀬町交差点。こちらを左折して次の十字路を右折。
まだ、風に翻っている「祝 御遷宮」の幟を見ながら鹿海町内を進むと
【加努弥神社(皇大神宮末社)】
お伊勢さん125社で、皇大神宮末社である加努弥神社の近くに出る。
車道から参道へ入りさらに田んぼの畦を歩くと少し離れた場所からパチリ。
こちらは石神さんなので御垣のみである。
目の前には田んぼが広がり四季の変化も楽しめる。
加努弥神社を後にすると五十鈴川左岸へ真っ直ぐに通じる農道を・・・。
真正面に望む山の中腹には皇大神宮摂社である朝熊神社および朝熊御前神社が鎮座し、その前面には朝熊川と五十鈴川の合流点に皇大神宮末社である鏡宮神社が鎮座している。
なお、左方向には伊勢安土桃山文化村の安土城天主閣が望めた。なんとかズームで!
【鏡宮神社(皇大神宮末社)】
五十鈴川左岸の堤防道路へたどり着くと対岸に朝熊神社(皇大神宮摂社)の社叢、鏡宮神社(同末社)を望む。
鏡宮神社の前に多数の車を発見し、急いで向かったところ素晴らしい出来事に立ち会えた。それは今日が1月3日であることに関係していた。1月3日、神宮では元始祭が斎行される。意図せずして偶然にも朝熊神社および朝熊御前神社での元始祭を拝観することができたのだった。その内容については別の記事で紹介する。
【朝熊御前神社・朝熊神社(共に皇大神宮摂社)】
元始祭を終了し奉仕員が退下した後、朝熊神社(右)、朝熊御前神社(左)の順でお参りした。
鏡宮神社でも続けて元始祭が斎行されるとのことだったが、その先も遠いので次回の楽しみにとっておくことにした。
【朝熊神社〜近鉄朝熊駅】
と言いつつも名残惜しさのため、パチリ。
この後はひたすら朝熊岳道の登り口である「であいの広場」を目指した。
朝熊 I.C.の下をくぐると
しばらく歩いた先に架かるしんななはらはし(朝熊川)の手前を左へ折れると
次のあさまばし(朝熊川)で対岸へ渡り、左方向へ・・・
道なりに進み、センターラインのある車道を渡るとその先には近鉄朝熊駅がある。
【近鉄朝熊駅】
朝熊駅付近に立つ「朝熊山登山道ご案内」板に従って
【であいの広場付近】
この標識にたどり着くと右方向へ進み、
左手にある「であいの広場」(実は先ほどの分岐を左へ進んでもたどり着ける)にてトイレ休憩、水分、エネルギー補給。朝熊山登山は人気で駐車場は満車、さらに車道にも車の列が続いていた。
【朝熊岳道】
久しぶりの朝熊山なので、一歩一歩ゆっくりと歩き始めた。
朝熊登山鉄道ケーブルカー跡に架かる橋にて水分補給。
橋の上からの眺望はなかなかだ。
さらに進むと十一町。距離にすると朝熊峠までの中間点だ。
高度を稼ぎながら
さらに登ると
十三町付近から雪が目立ち始めた。
いつも目印にしている大樹の先を左へ回りこむと
その先には「あやちゃん」と積もった雪に落書きされた案内板があった。「あやちゃんって、誰だ?」
今年初めての雪、太陽の光を楽しみながらさらに進むと
【朝熊峠】
朝熊峠に到着。周囲にはうっすらと雪が積もっていた。
朝熊峠からパ〜チリ。
雪と共に自分もパチリ。
一息つくとこの先を左へ入り
山頂を左へ巻くように進むと
途中の分岐で右へ立ち上がりこの場所へ出た。
踏み込むと雪が鳴いた。
【朝熊ヶ岳(朝熊山)山頂】
朝熊ヶ岳の山頂へ到着するとみんなで一点を見つめていた。
神島の先、少し左方向に富士山が望めるとのこと。
早めの昼食(今日はおにぎり二個)をとりながら凝視していたら心眼で見えた気分になっていた。しかし、この時撮影した写真を画像処理してもその姿を確認することはできなかった。(5分早ければ薄っすらと見えていたとのことだった。残念!)
朝熊ヶ岳を後にすると金剛證寺へと向かった(下った)。その途中で、パチリパチリ。
【金剛證寺】
金剛證寺へ到着すると門をくぐってから振り返ってパチリ。
本堂への坂道を下るとその途中、右手には朱塗りの明星堂が建っている。
階段下の説明板には次の説明がある。
明星堂 伊勢神宮の鬼門除けの為に明星王子を祀り鎮護している。明星は日、月、星、の三字よりなり三光天子とも称され国土安穏智慧成就の仏心である。
坂を下りきると本堂があり、その屋根の日陰部分には雪が残っていた。
お参りを終えてから本堂の前の階段を下ると
その先に広がる連間の池には氷が張っていた。
仁王門をくぐり、階段を下ってから振り返ってパチリ。
仁王門の階段を下って右へ進むとその先の宇治岳道で先ほど通った朝熊峠へ戻る。伊勢志摩スカイラインを望める場所に架かる極楽橋を渡った。
【宇治岳道、河内岳道(庫蔵寺丸山道)、磯部岳道(五知道)への分岐付近】
境内を後にして水平な山道を先へ進むと
左手に立つこの案内板が目に入る。「五知」「庫蔵寺」ともに魅力的は文字だ。
庫蔵寺丸山道は歩いたことがあるのだが、五知道はまだ歩いたことがない。
【参考】
五知道のルートを確認しておこうと思い、階段を下ると
積もった雪の上には小さな足跡が残されていた。私の足跡を付けてパチリ。「可愛い足跡は、誰?」
伊勢志摩スカイラインを渡るとその先には石の道標と木製の道標がある。木製の(近畿自然歩道)道標には五知方向は示されていないが、
この石の道標には「右 いそべみち」と記されている。こちらが五知方向だろう。いつか歩いてみたい!
【宇治岳道】
道標を後にすると宇治岳道へ戻り先を急いだ。
林道のような道を進むとこんな石柱や
町石と出会う。
軽快に進むと、朝熊ヶ岳山頂への山道との分岐に到着。
【朝熊峠】
その先で、朝熊峠に戻った。来た道は右、これから進むのは直進(次の写真では左方向)だ。
【宇治岳道】
宇治岳道は何度も歩いているので、写真は少なめに掲載。
【参考】
パチリ、パチリ・・
これは動物の頭に見えてしまったので「誰?」と口にしてしまった。
宇治岳道が伊勢志摩スカイラインと交差する(橋で渡る)場所でもパチリ。
橋を渡ってしばらく歩くとこんな標識を発見。「三十七町 4033m」とある。(この標識については別の記事で紹介する。)
以前歩いた時には参道を遮っていた大木は切断されていた。
これらの町石地蔵の近くにあったが、
こんな姿になっていた。空洞化により強度が低下して折れてしまったのか?
ずっと下りなので景色を楽しみながら軽快に・・・ 遠くには
伊勢志摩スカイラインの一宇田展望台が望める。
さらには、
伊勢安土桃山文化村の安土城も小さくではあるが望める。
水平道でこんなものも発見。
コンクリート製の電柱に挟まれて丸太製の電柱。珍しい?
模様が浮き出たような岩。
風景などを楽しんでいたらあっという間に楠部道との分岐に到着。
まだまだ続く新道標「十七町」の先には
崩れかけた(た)石垣があり、
上方を見上げると猪垣にも見える石積みが続いていた。
さらには宇治岳道を整備してくださる篤志家の方が使っている道具が置かれていた。
歩きやすいこの参道は前回にお会いしたあの男性のおかげである。(感謝)
さらに風景を楽しむと
こんな風景にも出会う。以前はこのルートを登山バスが走っていたのだからこんな所に車があっても不思議ではないのだが・・・。
一気に下ると登り口へ到着。
【神宮司廳】
神宮司庁の敷地を通り抜けると入口の前の石段を下って
【内宮】
まずは子安神社、大山祗神社にお参り。
自家への到着予定時刻が15時なので残り40分。予定よりも約30分遅れとなっていた。
急ぎ足で参道を進むと手水で心身を清め
第一鳥居をくぐると御手洗場には寄らずに
まずは瀧祭神にお参り。
参道へ戻ると第二鳥居の先は正宮へまっしぐら。
正宮の石階下からパチリ。鳥居をくぐれる場所は列ができていたが、右側の板垣に開けられた入口は空いていた。中央に列んでいたのだが右側のスイスイ感に誘われて・・・、するとその先には神様からのお年玉が待っていた。
お参りを終えると帰り道が古殿地経由となっていた。式年遷宮を終えた古殿地の周囲をぐるりと巡って・・・、ここでも素晴らしい出来事があったので別の記事で紹介する。
御正宮(皇大神宮)を後にすると荒祭宮、
さらには、御酒殿、由貴御倉にお参り。
四至神は周囲を手かざしの人々が囲んでいた。「何だこれは!」 仕方なく遥拝。
この後、時間の関係上、風日祈宮へは訪れなかった。
神札授与所の先で帰りの参道を進むと参集殿の先で
「甘酒授与所」の看板に誘われてしまった。
心身ともにホッカホカに。
宇治橋を渡ると
西詰の鳥居の柱に光の筋! 思わずパチリ。
「一月十一日御饌」の案内を確認すると内宮を後にした。
新年会のおみやげにはなかなか口にすることがない「太閤出世餅」を購入。
【猿田彦神社】
牛谷坂を上るために猿田彦神社の前を通ったら、参拝者の列が歩道にまで続いていた。
実家に到着すると早速おみやげの太閤出世餅を開けてしまった。
【 20150103 の記録 】
- 朝熊ヶ岳(朝熊山)経由で実家の新年会へ
- 元始祭(朝熊神社、朝熊御前神社、鏡宮神社)
- 宇治岳道に新たに立てられた○町の道標
- 古殿地越しに望む御正宮(内宮)もいいけど・・・