2015年04月29日(水) 宮川支流、濁川ウォークの下見・山道整備、地蔵峠付近で行方不明の地蔵発見! (車、徒歩)
一昨年および昨年に実施された宮川ウォーク(宮川流域案内人主催)に引き続き、今年は5つの宮川支流を散策するウォークが実施されている。次回はその三回目、5月23日に濁川(多気町)にて実施される。
【参考】
大台町三瀬谷から峠を越えて源流部に入り、濁川の源流部から中流(車川の集落)まで川の沿い進み、さらに峠を越えて大台町川添駅まで
先日、お伊勢さん125社 二見めぐりの道先案内 を実施した際、途中参加の松山さんから「濁川ウォークの下見・山道整備」への参加のお誘いをいただき、飛び入り参加させていただくことになった。
本行事の主催者は「車川山里ファン倶楽部」の主宰者であり、以前に「宮川流域案内人の会」会長をつとめられた寺村善治さん。
【参考】
集合場所である大台町グリーンプラザ大台へ到着すると今回の参加者は私を含めて5名だった。
なお、本日の目的は次の3点。
- 濁川ウォークの下見(危険箇所等の確認)
- 山道にある障害物の撤去(倒木や折れた小枝の撤去、シダの刈り取りなど)
- 地蔵峠付近から行方不明となっている地蔵探し
ルートを詳細に紹介してしまうと当日の楽しみが無くなってしまうため、ここでは3番目の目的を中心に紹介する。
三瀬の館跡付近でトイレの状況を確認してから林道を進むと山道へ入った。登りつめると地蔵峠付近に到着。なお、地蔵峠とは大台町側の呼称で、車川(多気町)側では大佐田峠または三瀬越えと呼ばれていたそうだ。
【地蔵峠付近から行方不明となっている地蔵探し】
地蔵峠の手前、昔は峠にあったお地蔵さんが何らかの理由で移動されたのがこの付近、寺村さんが当時の写真を手にして説明してくれた。しかし、いつの間にかその地蔵が姿を消してしまったと・・・(行方不明)。
写真から判断すると元の位置はこの付近。もしかしたら盗難にあってしまったかも・・・不安は隠せない。しかし谷を転げ落ちたこともあり得るし・・・、とにかく地蔵探しが始まった。地蔵部分は動いても台座は残っているはず。台座探しが始まった。
赤いテープの右側にあったと想定して台座を探したが見つからなかった。探索範囲を広げたところテープの左側に台座の角が見つかった。さらに、その前面、山道側に丸い形状の石(?)。
その石こそ、前向きに倒れた地蔵の背面だった。なんということだろう。
この付近には獣道の跡があり、鹿や猪が当たって倒れたのかも知れない。現状を確認すると早速掘り出し作業が始まった。
覆いかぶさっていた土を取り払った。
【動画】 45秒(3.6 MB )
台座には地蔵を乗せる窪みが彫られていた。
その部分の土を丁寧に取り除くと
引き起こされた重い地蔵石が
元の位置へと配置された。
クルリン、
パ。
やっと元に戻って来たお地蔵さん。
寺村さんの感動はひとしおだった。
最後に
お地蔵さんに手を合わせた。
元の位置に戻ったお地蔵さんの顔は
微笑んでいた。
なお、こちらが地蔵峠で、先ほどの場所へ移動される前にまつられていた場所。
【山道にある障害物の撤去(倒木や折れた小枝の撤去、シダの刈り取りなど)】
地蔵を見つける目的が達成できた我々は、その後山道整備に集中した。倒木をのこぎりで切り、枝やシダをナタや鎌で払い・・・。(ただし、私は道具を携帯していなかったのであまり役立てなかったが、)
【濁川ウォークの下見(危険箇所等の確認)】
さらには危険箇所の確認。急な下りや
崩れている斜面、
万が一のためにロープを張る場所の確認・・・。
車川から雷ヶ戸峠を越えて前池(三ツ谷池公園)へ到着すると今回の下見は終了。
皆さんお疲れさまでした。飛び入り参加させていただきありがとうございました。
素晴らしい一日でした!
また、濁川ウォーク(?)に参加される皆さん、下見で山道がある程度整備されたものの山歩きの要素が強いためトレッキングシューズ等、足元に注意が必要です。決して界隈散策ではありません。
【 20150429 の記録 】
- 野原公園、満開の藤棚(大紀町野原)
- 宮川支流、濁川ウォークの下見・山道整備、地蔵峠付近で行方不明の地蔵発見!