2015年06月06日(土) 東海道 関宿の散策 (車、徒歩)
東の追分に立つ一の鳥居の竣工式・くぐり初め式を拝観し、くぐり初めに参加するために関宿を訪れた。
【参考】
結局は式の前後で西の鳥居と東の鳥居の間を往復し、さまざまな表情を楽しんだ。ぶらぶらと行ったり来たりを繰り返した。関宿の概要を把握するには以前に訪れた際の記録の方が適当だ、こちら。
【参考】
- 東海道五十三次「関宿」の散策 2012年05月04日
今回どの順に撮影したかも定かでなくなり、ここではとりあえず写真の羅列となった。それぞれが興味深いものばかり、現地を訪れればさらに・・・
まずは、西の追分バスのりば。
こちらが西の追分の説明板。
関宿 西の追分休憩施設でいただいたイラスト案内図。これを手にして宿内を歩けば楽しさも倍増となる。
こちらは先日執り行われたお木曳きのポスター。
こんな季節です。近づいても逃げないとは、かなり人懐こい。
漆喰で塗り籠られた堅格子窓である虫籠窓(むしこまど)形もさまざま。漆喰の壁の左右には鶴亀の漆喰彫刻が施されている。
その向かいの建物には、漆喰彫刻「鯉の滝昇り」。
西の追分から東へ進むと各戸の格子戸には多数の絵手紙が飾られていた。朝のTVで古川の話題が取り上げられていたので、こちらに惹かれた。
この面も興味深い。
自宅用の郵便受けと郵便ポスト、間違えそうだ。
関宿かるた。
路面が舗装されていなければ、赤い郵便受けがなければ・・・。
板戸には茶室のにじり口のような扉が配置されていた。
「男」と「女」の札が掛けられている。ここはかつての銭湯か?
この看板も年季入り。
さらに、清酒 日本橋の看板、伊藤酒店。
鮮魚青果物商 遊快亭はかつて芸妓置店「松鶴楼」だった。また、左隣りもかつては芸妓置店「かいうん楼」。
この看板を見ると伊勢市にある株式会社かねやすの看板を思い出した。
【参考】 株式会社かねやすの看板 by 栗田看板舗 2013年01月13日
なぜかパチリ。
こちらは「ちょうかいてい」からの眺め。西方向はよく見える。(その意味は!)
こちらは関宿にしては珍しく妻入りで、屋根のむくりが素晴らしい。お話を伺ったところ築320年で、150年前に中二階を二階にしたそうだ。さまざまなところに傷みがでているが勝手には修理できないそうで立派な家もお守りする大変さがよくわかった。自分のモノであって自分のモノではない。なんとも不思議な感覚なのだろう。
こちらは関宿旅篭玉屋歴史資料館に並立する旅人宿石垣屋。いちど宿泊したいと思っているのだがなかなかその機会を作れないでいる。不在のようだったので外観のみをパチリ。(私達が訪れた時はツバメの巣の下に糞除けの板は設置されていなかった。わかる人にはわかること)
そして、こちらが銘菓「関の戸」の庵看板で、東海道の進行方向により文字が異る。私が最初に関宿を訪れたのは、この看板に誘われたからだった。
こちらは京都側、「の」が漢字「能」であり
江戸側はそのまま「の」となっている。旅人が方向を間違えないための工夫だそうだが・・・。
前回は看板に見とれてしまい銘菓を買いそびれた。今回初めて購入、お茶が香る緑が好みだ!
こちらは箱に添えられていた説明書き。
他にもパチリ。
近くでツバメが空を見上げていた。
キャッチフレーズが世界的調味料の「味の素」。
こちらは、馬ではなく牛をつなぐための環金具のようだ。
軒先に走る電線と碍子が懐かしい雰囲気だ。
足袋(旅?)
こちらは鍛冶屋さん。この煙突は鉄を溶かす炉のため?
最後には地蔵堂の扁額と
五本線が入った土塀。
関宿は見どころ満載。先のイラスト案内図は現地で容易に調達できるのでそれを見ながら歩けばガイド無しでも楽しめる。さらに資料館も多いのでより詳しく知りたい方はより深く知ることもできる。何度でも訪れたくなる場所だ。
今回も実現できなかったので、次回の楽しみにとっておこう。次回は、『旅人宿 石垣屋』にて寝袋で宿泊し、翌朝は『英国紅茶の店 アールグレイ』でモーニングティーなんてどうだろう!
【 20150606 の記録 】
- 東海道関宿 東追分一の鳥居竣工式、くぐり初め式
- 東海道 関宿の散策
- 鴨神社、田乃家神社ほか駆けめぐり