とある神社の社殿を横から撮影した写真を見て、どこの神社だろうかと判断を試みた(候補は二つなので二者択一)のだが妻の上部しか写っていなかったため結局は判別できなかった。
その時に気になったのは千木の重なり方。破風板が交差して上部へ伸びると交差部の先が千木となるのだから、左右いずれかの千木はどちらかが手前へ出ることになる。
先日、神服織機殿神社にて社殿の解体を見た私は「手前から奥へと伸びる千木が外側にある」と勝手に思っていた。
【参考】 昨日に仮遷座を終えた神服織機殿神社、同末社八所の解体(皇大神宮所管社) 2015年10月24日
この時見かけたのは東側の妻のみの作業で、反対側での作業は確認できていなかった。
(ところが、記事を書き始めこの写真を詳細に確認すると西側の千木の重なり方も判断できたのだった。)
そんなこととも知らずに打懸神社(豊受大神宮末社)を訪れた時、左右の妻を詳細に確認し撮影した。
こちらは打懸神社の東側の妻、
こちらが西側。
さらに迫るとこちらが東側、
こちらが西側。
つまり、千木は左右(東西)ともに同じ重なり方をしている。向かって右肩上がりの千木が手前にあるのだった。その他の神社でも確認してみよう!
社殿を正面から眺めるとシンメトリーに見えるがこんな所にアシンメトリーが隠されているとは興味深い。まぁ、御扉もアシンメトリーだが。
些細なことが気になってしまう。
【 20151219の記録 +α 】
- お伊勢さん125社まいり、内宮めぐりと宮川めぐりの一部+α
→ 月夜見宮奉賛会による月次祭(月夜見宮)
→ 修繕を終えた清川稲荷大明神および八幡宮(今社、伊勢市宮町)
→ 千木の重なり方の確認
→ 年末年始の準備、臨時出口が設置された御正宮の板垣ほか(外宮)
→ 初めて見かけたラッピング「おかげバス」(伊勢市制10周年記念事業)