2016年04月23日(土) お伊勢さん125社 御船神社、蚊野神社、棒原神社(モノクローム+α) (車、徒歩)
お伊勢さん125社のひとつである朽羅神社(皇大神宮 摂社)をどうしても訪れた状況となった。それは昨日に送られてきた(送ってくださった)知人からの写真付きメッセージに始まる。その詳細については別の記事で紹介することとし、ここでは朽羅神社を訪れる前後で巡った他のお伊勢さん125社のモノクロ写真を紹介する。そしてこれらは『お伊勢さん125社をモノクロで撮る』シリーズを開始した時に巡った神社のいくつかだった。
【参考】
- お伊勢さん125社まいり 田丸・外城田めぐり 2016年03月12日
こんな説明をしながらも最初の画像がカラーとは・・・。私の適当さが露呈してしまった一枚だが、ここは宮川用水斎宮池の近くにあるこの場所を起点に周回することにした。
この隣には墓地の駐車場があるので、そこに車を駐めさせていただき歩き始めることにした。このスペースを知ったのは明和町で竹茗舎を主宰し、宮川流域案内人でもある渡邉幸宏さんが次の企画に参加した時だった。
【参考】
- 宮川流域案内人とともに斎宮ほっつき歩き・斎宮調整池玉城町側編 2016年03月13日
朝久田チェックゲートを後にすると前方には最後に巡る予定である棒原神社(皇大神宮 摂社)の社叢が望める。この付近で棒原神社とは別方向へと続く道を進むと
伊勢本街道と交差する。さらに進むと右手にはこんな華やかな共演が待っていた。
道なりに進むと暗渠となっている宮川用水が現れるので、その暗渠の上を・・・。すると左手にはJR参宮線の外城田駅が遠望できる。
さらに進むとこちら角貝踏切。ここからは本日の真の目的地である朽羅神社の社叢を遠望できる。朽羅神社に思いをはせながら列車の通過を待った。
この後は慣れた道だ。「土羽」の地名板を過ぎると右手方向へ向かうが、
どうも朽羅神社が気になって仕方ない。
こんな心ここにあらず状態でたどり着いたのが皇大神宮の摂社である御船神社、こちらには牟弥乃神社(同 末社)が同座されている。
ここからは本来のモノクロームな世界へ。
【御船神社(皇大神宮 摂社)、牟弥乃神社(同末社)を同座】
この辺りのお伊勢さん125社には紀州藩が建てたとされる「禁殺生」石がある。
また、その反対側には私の身長をゆうに越える巨大な自然石の常夜燈が置かれている。背面にある石段がなかなか良い。
「土羽村中」と刻された石柱を右手に見ながら(少し傾いている?)石階を進むと
この上で
視界が開ける。
お参り。
こちらの今回の式年遷宮は、御造替となるだろう。楽しみだ。
今日はお参りを終えると脇の参道を通り抜けた。
するとこの辺りをほっつき歩きたくなってしまった。御船神社には何度も訪れたことがあったのだが、この周辺を散策したことはなかった。朽羅神社へ向う前の長時間の寄り道となってしまった。
御船神社周辺のほっつき歩きを終えると待望の朽羅神社にお参りしてから次の目的地である蚊野神社へ向かった。蚊野神社周辺でも社叢っぽい杜(?)を見かけてしまったためほっつき歩いてしまった。
そして、細い路地をぐるりと巡ってからたどり着いたのがこちら、見慣れた景色の場所だった。
【蚊野神社(皇大神宮 摂社)、蚊野御前神社(同)を同座】
ここから
このような石垣に沿って社叢の中心へ向かうと
こちらが蚊野神社の参道入口。ここで写真を撮っていたら一台の車がゆっくりと様子を見ながら左方向へと進んで行った。石階の脇に大きな石が立っていて、
右側の石の前にはこの社号標がある。
また、こちらにも「禁殺生」石。
石階を上り、参道を進むと
ひとりの女性がやって来た。私は女性に道を譲るとこの辺りで待機していた。
その女性がお参りを終えたので、話しかけたところ「125社を巡っていて、内宮と二見を巡れば終わり。最初は神社の場所を探すのが大変だったが、最近は社叢で神社だと分かるようになった」とのことだった。誰しも同じだ。数年前の自分自身を思い出しながら頷きながら女性の話を聞いていた。女性を見送ると私もお参り。
近くで朽ち具合を確認してから
全景をパチリ。
社叢を出てから左方向へ巻くように進むと生け垣の間からこんな光景を見ることができた。
振り返ってパチリ。
蚊野神社を後にすると続くは最後に訪れる棒原神社(皇大神宮 摂社)の社叢を遠望。棒原神社は、田園地帯の向こうに見える丘陵の天辺に鎮座している。
外城田川を越えて
さらに進むと前川踏切でJR参宮線を越える。
踏切の先、右手方向は常夜燈の左右に道が続いているが、左方向へ進み
次のカーブミラーで左折する。すると細い路地の先に急な階段が見える。
【棒原神社(皇大神宮 摂社)】
階段の右手には
こんな看板が立っている。「崩壊危険」、なんともオッカナイ。こんな場所に棒原神社は鎮座しているのだ。なお、この丘陵地には多数の古墳があるらしい。
階段を進むと途中で左へと水平に延びる道があり、階段が途中で途切れる。次の階段の取り付き付近には「禁殺生」石がある。
上部の階段を進むと
こちらが丘陵の天辺にある棒原神社(皇大神宮 摂社)だ。
お参り。
振り返ってパチリ。
お参りを終えて階段を下ると
その先ではこんな光景が待ってくれている。先ほど訪れた蚊野神社の社叢を確認することもできる。
途中の水平道を進むと
丘陵地の西側へたどり着くので、右方向へ巻くように進むとこんな木札を目にすることができる。
棒原神社を後にして出発点となった朝久田チェックゲートへ戻る途中で振り返るとパチリ。
チェックゲートへたどり着いたには、午前11時。完璧に予定通りだった。
【 20160423 の記録 】
- お伊勢さん125社 御船神社、蚊野神社、棒原神社(モノクローム+α)
→ 御船神社周辺のほっつき歩き(多気町土羽・笠木)
→ 修繕のために仮殿が準備された朽羅神社(皇大神宮 摂社)
→ 朽羅神社付近でも田植え、田植え・・・
→ 蚊野神社付近でのほっつき歩き(玉城町蚊野) - 上社では社務所の基礎工事(伊勢市辻久留)