2016年05月05日(木) 大注連縄張神事(二見興玉神社) (車、徒歩)
5月5日は忙しい。倭姫宮で斎行されている春の例大祭の拝観を神事だけで切り上げて二見へ向かった。伊勢市二見総合支所前の駐車場から急ぎ足で二見興玉神社に到着したのは、午前10時40分頃。
大注連縄張神事は午前10時開始予定だからすでに大注連縄は張り替えられているだろうか・・・
参道入口の鳥居をくぐり左手にある掲示板には次の案内が貼られている。
大注連縄張神事(おおしめなわはりしんじ)
夫婦岩は「日の大神」(太陽)と夫婦岩沖合の猿田彦大神縁りの「興玉神石」(おきたましんせき)を拝する鳥居の役目をしております。
年3回、皆様方の御奉献により大注連縄を新しく張替え、大神様の御神威は益々光輝きます。張替日
平成28年
* 5月 5日【木】
* 9月 5日【月】
*12月11日【日】
(12月のみ中旬土日から日を決めております)午前10:00 祭典
午前10:30頃〜張替神事夫婦岩
高さ 男岩 9M、女岩 4M大注連縄 計5本
長さ 35M
重さ 40Kg
太さ 10cm木遣り歌が響く中、氏子らの手によって張り替えられます。参拝者の方々も参道から手送りで張り替えに御参加頂けます。
「もう終了したのではかいか?」と少し不安になりながら参道を進むと
夫婦岩の近くには木遣衆の姿が見えた。
そして夫婦岩に視線を振ると大注連縄は張られていた。しかし、まだ二本か、三本か? 全てで五本張られるからまだ間に合ったのだ。
現在建替工事中である社務所の前、さらに
拝殿の脇を通り過ぎると
日の神、皇居遙拝所にたどり着いた。
ここから確認すると三本目の注連縄が巻かれている最中だった。
この鳥居付近に準備された大注連縄はここから引き出されると拝観者の手送りで夫婦岩を目指す。四本目の大注連縄が準備されていたので鳥居脇で待機していたら、取材のために脚立を立てていた伊勢志摩経済新聞の伊藤編集長が「のります!?」と脚立の上からの撮影を促してくれた。ありがたく撮影させていただいた一枚がこちら。脚立を使いこなしてはいないが、私としてはなかなかできない高い視点からの俯瞰となった。(感謝)
皆さんの手元には四本目の大注連縄。
ここから送り出され、
先頭は待機中だった。
その後、四本目、五本目が送り出され、夫婦岩の男岩と女岩に巻かれると
最後の仕上げ、調整作業が続けられた。
五本の大注連縄をまとめて締め上げるために細い縄を下から通すのも大変な作業で、
さらには
末端の余分な部分は鎌で切り落とされた。
切り落とした部分を「エイ!」
しっかりと締めることも重要だが、見栄えも重要。
男岩の仕上げに続き
女岩の仕上げも。
それぞれの調整を終えると大注連縄を手送りした拝観者に餅が撒かれた。
その後、一升瓶が準備された。お清めが始まるのだろうと待ち構えていたがなかなか始まらない。
まだ気になる部分があるのだろう。男岩と女岩の間に垂らされた五本の調整が続けられた。
そして全ての調整を終えると見栄えも一段と美しくなり
女岩および
男岩の上から御神酒で清められた。
驚いたことに男岩の上からは残されていた鎌が投げ落とされた。
以上で夫婦岩の大注連縄張神事は終了した。
次回は9月5日。ただ、台風が心配だ。
【 20160505 の記録 】
- 夜間照明付きのバス停 皇学館大学前、徴古館前(三重交通)
- 春の例大祭(倭姫宮)
- 大注連縄張神事(二見興玉神社)
- お伊勢さん125社 堅田神社(皇大神宮 摂社)
- 神宮司廳頒布部の前にある桜木町バスのりば
- 御田祭[おみた](猿田彦神社)