2014年03月06日(木) 御塩焼固(2014年03月) (車、徒歩)
先日、「御塩焼固(みしおやきかため)の情報 」にて紹介した通り、3月4日より御塩殿(伊勢市二見町荘)にて伊勢神宮の御饌や修祓として利用される御塩(堅塩)の奉製が開始された。
土曜日の訪問を予定していたが、天候も回復し時間的にも多少の余裕があったので通勤途中での寄り道となった。(ただし、かなりの遠回りなので寄り道と言えるか?)
自宅を出ると順調に御塩殿神社へ到着。(御塩殿は御塩殿神社の隣に建っている。)
車道の脇に建つ鳥居をくぐり、
参道を進むと
御塩焼固を奉仕される喜多井さんは日課とされている清掃奉仕の途中だった。挨拶を交わしてすれ違ってから振り向いてパチリ。(感謝)
そして、こちらが御塩焼固の執り行われている御塩殿。
御塩殿神社はこの左手にあるので、
まずは御塩殿神社にてお参り。
その後、御塩殿の前まで戻り
御塩殿の御門から中を覗くと
殿内に設置されている竈の上には
すでに奉製された御塩(堅塩)が並べられていた。
これらは明日、外宮まで護送される。
【参考】
通勤の途中での寄り道のため、もうすぐここを離れなくてはならない。焼き固めの作業はしばらく始まらないと思われたので、御塩殿の裏手にある御塩汲入所、御塩焼所を見学することにした。
鳥居に向かって左側が御塩焼所で右側が御塩汲入所。
五十鈴川の辺にある御塩浜で採鹹された鹹水(塩分濃度の濃い水)を保管しておくのが御塩汲入所で、その鹹水を焚き上げるのが御塩焼所。御塩焼所で焚き上げられた鹹水は荒塩となり、今回の御塩焼固作業で堅塩となり御塩が完成する。
海が見たくなったので、
特別に開けられている裏手の扉から二見浦へ出た。
遠くには夫婦岩も見える。
ほどなく海岸から戻ると、斎舎に向かって砂地の道を進んだ。
思わず、この空間をパチリ。
そして、御塩殿の前まで来るとあることに気付いた。
何と太い枝が裂けていた。喜多井さんに伺ったところ先日の大雪被害だそうだ。
そろそろタイムリミットとなったため、社域の隅から隅までを丁寧に清掃奉仕されている喜多井さんにご挨拶してから御塩殿(神社)を後にした。
急いで会社へ・・・。土曜日に再訪し、御塩焼固の作業を拝観する予定だ。