2015年12月13日(日) このままでいいのか? 合格神社(伊勢市宇治今在家町) (車、徒歩)
内宮の宇治橋西詰からロータリーを越えたタクシーの待機場があるその奥、その場所にはお伊勢さん125社が多数まつられている。ところがそのさらに奥には神宮とは関係がない別の神社が・・・
以前にも紹介したことがあるのだが、今回は【キタヰの妻】に現地を紹介しようと「行ってみる?」と尋ねたところ特に否定の反応が無かったのでその場所を訪れることにした。
それは、皇大神宮(内宮)の摂社である大水神社と同所管社である饗土橋姫神社の間にあるこの細い参道の先にある。参道の入口にはこちらの社号標が建ち、
社名「合格神社」の「ゴウカク」に因んでか、神紋(?)の中心には五角「ゴ(ウ)カク」が配置されている。
常夜燈が建ち列び、落ち葉が降り積もった参道を進むと
右手には落ち葉が掃き寄せられている饗土橋姫神社が目の前に望める。
谷筋へと続く参道をさらに進むとこんな場所にたどり着く。寂れた雰囲気は以前訪れた時と依然変わりなかった。こちらは「憲政の神」といわれる尾崎行雄(号:咢堂)を御祭神とする合格神社だ。
【参考】
- 合格神社のホームページ
- 寂れた合格神社(伊勢市宇治今在家町) 2014年06月07日 (神宮巡々2)
違和感を感じつつも滑りやすそうな石階を登った。
石階の上で振り返ると以前に訪れた時には建っていた社務所(?)と倒れかけていた手水石の屋根が撤去されていることに気づいた。するとこの一年半の間に何らかの手が加えられていたことになる。
2014年06月07日時点
【参考】 寂れた合格神社(伊勢市宇治今在家町) 2014年06月07日
神社の本殿は何とか維持されているが、しめ縄も無くなり
由緒等が記された石碑は苔むしていた。さらに壊れた賽銭箱・・・
御祭神である尾崎咢堂翁の銅像は本殿の前に建てられているが、寂しげに見えてしかたなかった。
尾崎咢堂翁の眼差しは何処へ向けられているのか?
賽銭箱を覗くと偶然なのか? 五円玉が仲良く並んで引っ掛かっていた。「ドキ!」、誰かがこちらを覗いているように見えた。「誰だ?」実は「尾崎咢堂翁」だったのかも知れない。
この場所を整備したいと考えた方がいて管理団体に尋ねたが、その後進展が無かったと聞いたことがある。尾崎咢堂翁を御祭神とする合格神社、本当にこのままで良いんだろうか?
整備に人でが必要なら手をあげよう。そんなことを考えながら参道を戻り、何度も振り返った。
参道の先へ戻ると日常へと戻ってきた。
現在の合格神社は日常を離れた不気味な異空間、創建当社の様相を取り戻して欲しい!
【 20151213 の記録 】
- リニューアルオープンした神宮徴古館・神宮農業館
- 内宮前バスのりばで見かけたピカチュウ電気バス
- お伊勢さん125社まいり、かなり久しぶりの内宮めぐり
→ このままでいいのか? 合格神社(伊勢市宇治今在家町)